
プラークコントロールやスケーリング・ルートプレーニングを行っても症状が改善しない部分に対しては、歯周外科治療と呼ばれる治療が行われます
適応:歯周ポケットが6mm以上で重度の歯周病の時に行います。
術式:麻酔をし歯ぐきを切開して、歯石や炎症部分を除去します。
適応:重度の歯周病により歯肉や歯槽骨(しそうこつ)など後退した場合に行います。
術式:歯ぐきを切開し、歯石や炎症部分を除去したのち、特殊な保護膜(メンブレン)を使い歯根膜や歯槽骨が再生できるように保護し、歯肉を元の状態に戻す術法です。
術式:歯ぐきを切開し、歯石や炎症部分を除去したのちエムドゲインを塗布して、歯肉を元の状態に戻す術法です。
術式:歯ぐきを切開し、歯石や炎症部分を除去したのち、骨移植や人工骨を埋める。
メンブレンとは?
メンブレンは最も生体適合性が高く、安全な素材の1つでできています。他にも人工血管、人工硬膜、人工心膜など多くの医療器具として使用されています。各種安全性試験、臨床治療等で安全性や治療効果が認められており、厚生省の認可を得ています。
エムドゲイン・ゲルの主成分
エムドゲインの主成分は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするたんぱく質の一種であるエナメルマトリックスデリバティブです。
このたんぱく質は、歯周組織の形成に大きく関与することがスウエーデンでの研究で分かり、幼若ブタの歯胚(歯の種のようなもの)から排出精製されています。