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  • 2022/10/01
  • ブログ,小児歯科
お子様の指しゃぶりと歯並びの関係性
生後2~3ヶ月になると、指しゃぶりを始める赤ちゃんが増え始めます。
指しゃぶりは、自然な行為であるため心配する必要はありませんが、ある年齢以上になっても続けていると歯並びに悪い影響を与えてしまいます。

このブログでは、指しゃぶりと歯並びの関係性や指しゃぶりをやめる理想的な年齢などをご紹介いたします。

指しゃぶりが歯並びに与える影響



指しゃぶりをすると口の中の圧力が高まるため、顎の骨の成長や歯の生え方に影響を及ぼすことがあります。
指しゃぶりによって引き起こされる可能性がある主な歯列不正は以下のようなものがあります。
歯列不正を改善するには、長期間に渡り歯科矯正をしなければいけなくなるケースがあるので、歯列不正を引き起こさないように注意しましょう。

上顎前突

上顎前突は、上の前歯が前に傾いたり、上の顎の骨が過剰に成長してしまい上の顎が全体的に前に出ている状態をいいます。指しゃぶりをしていると、指の力で上の前歯が前方に傾けられるため上顎前突になる可能性があります。

開咬

開咬は、噛んだ時に数歯にわたり上下の歯が接触しなくて隙間ができている状態をいいます。
指しゃぶりが原因となっているケースでは、前歯が開咬になるケースが大半です。
開咬になると、上手に食べ物を噛み切ることができない、食べ物をこぼす、不明瞭な発音、口呼吸をしがちなどの障害が現れます。

上顎歯列弓狭窄

上顎歯列弓狭窄は、正常よりも左右の幅が狭い歯並びになっている状態をいいます。指しゃぶりをすると歯が舌側に圧を受けるため、正常よりも幅が狭い歯並びを引き起こす可能性があります。このとき前歯は前方に押し出されることが多いため、上顎前突になりやすいです。

下顎遠心咬合

下顎遠心咬合は、上の歯並びに対して下の歯並びが正常よりも後方にずれてしまっている状態をいいます。指しゃぶりをしていると、下の歯には後方に力が加わるため、下の顎の骨の前方への成長が抑制されてしまう可能性があります。

2歳までに指しゃぶりをやめるのが理想的


ご紹介したように指しゃぶりは、顎の骨の成長や歯並びに悪い影響を与える可能性があるため、2歳までにやめるのが理想的です。
しかし、2歳までに指しゃぶりがやめられなかったとしても、焦らずにしばらく様子をみてあげてください。
また3歳以降に指しゃぶりをしていたら、必ず歯並びに悪い影響を与えるというわけではありません。
1日に2〜3時間程度など頻度が低い場合はほとんど影響がないため、無理にやめさせる必要はないでしょう。

まとめ

指しゃぶりと歯並びの関係性などについてご紹介しました。お子様が指しゃぶりをやめられずに心配という方は、小児科・小児歯科などの専門家に相談しましょう。
歯に関するお悩みや治療は、大阪市旭区関目高殿駅近くにある「うらたデンタルクリニック」にご相談下さい。歯の治療や予防・審美・顎関節症・インプラントなどさまざまな治療を承っております。
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